
- 歯がなくならなければ、インプラントはいらない。
- 現在、巷では“歯科インプラント”が流行していて話題になっています。しかしながら良好な治療結果とともにこれまでにないトラブルも多く生じています。この現象は、30〜40年前の根管治療が広まり始めた時と同じ現象のようです。
ところが根管治療が健康保険に導入され、これだけ広まっても数多くの再治療があるのが現状です。
つまり私たち歯医者の行うことには不確かなことが本当に数多くあります。また、中途半端な治療と思わざるを得ないケースが多い現状を踏まえ、インプラントは手術室を持ち、口腔外科医、補綴専門医、麻酔科医のチーム体制がとれる医院・大学病院に必要のある場合にのみ紹介するという方法をとっています。そして一番大切なことに「歯がなくならなければインプラントはいらない」ということがあります。
タニグチ歯科医院は“歯を残すことに全力を注ぎ込む歯科医院”と思ってください。

歯科インプラントは骨を削ってチタン製のスクリューを入れるので、失敗することによって骨が大きく壊れたりします。 |
|
人工的に壊した骨は元にもどることがむずかしく普通の入れ歯も入れづらくなることもあります。 |
- インプラントのメリットは上手くいっている場合、ほとんど自分の歯と区別がつかないのです。
また、ブリッジのように何の問題もない健康な歯を削る必要がありません。まさに第ニの永久歯と表現されるのも納得だとおもいます。
それではなぜ巷でトラブルが意外にも多く生じているのでしょうか?それはインプラントのデメリットを説明しないことによることがほとんどです。
では歯科インプラントのデメリットとは、第一にハイリスクハイリターンの処置方法であることをわかっていただきたいのです。
日本でインプラントの流行った理由のひとつに歯医者が治療をしたところからどんどん悪くなっていくので、歯を削らない歯科インプラントが良いということになりましたが、歯医者が歯を削ることにより歯が悪くなりやすいのだから、「そんな歯医者に骨を削らせたら一体どんなことになるのだ?」と考えられませんか?

私達歯医者が歯を削ってダメになる場合には、クラウンやブリッジなどのかぶせ物の中が虫歯になったり、歯根の治療が不完全で歯根の先にウミがたまり痛みがでてきて抜くことになったりするものが主なものです。
しかしながら、骨を削るインプラントは上記の処置よりも身体への侵襲度が一歩進んだものであることを理解していただきたいのです。

しかしながら…歯医者が骨を削り、ダメになると本当に大変です。
どうか慎重に選択してください。